415Hzのソプラニーノ・リコーダー
他の黒檀と同じく、10年乾燥させたものです。
象牙は「ハード」(白く硬いのが特徴です。)
この楽器は、ヴィヴァルディの「ピッコロ協奏曲」を吹くために
特別に設計してもらいました。
「よくのびる透明感のある音」「正しい音程」「導音なしでの第3オクターブの発音」
という点で、吹きやすい楽器がなかったので、その点を特に重視して
設計してあります。
外観のデザインはイギリスの製作家"ハレット"(17世紀)のものなのですが、
「ハレット」自体は音程の悪い楽器なので、新たに内径を設計しなおしています。
☆ヴィヴァルディの「ピッコロ協奏曲」は、もともとこのソプラニーノ・リコーダーのために
書かれたものです。(イタリア語で「フラウティーノ」と指示されているのがそれです。)
どの古楽器もそうですが、管体同士の接合部は、
糸を巻いた上から蜜蝋を塗っています。