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七宝焼きに関しては、全くの素人です(って当たり前ですが)。ン十年前、娘とふと行った「一日体験教室」...
大好きなガラス系のとろみをもったアクセサリーが、あっというまにできるのに感動し、
その年のボーナスで「プチ電気炉」を買って以来、家族でぷちぷち作ってます。
結構見栄えのよいものがたまに出来たりするので、ちょっとした 「お礼」代わりに人様にもらっていただいたり...
どんな世界か、ちょっとだけのぞいていって下さいね。(今までの作品群は一番下にあります。)



「銅」でできた「胎(たい)」と呼ばれるものに、釉薬(ガラスの粉末に色のついたもの)をのせていき、
800度ほどの高温で熱することによって、ガラス質の美しい絵を描く技術です。
他の工芸と比べると、釉薬をのせてすぐに焼くことができ、焼く時間もほんの30秒ほど、と
とってもスピーディな感じがします。焼いたあとからまた釉薬をのせて何度も描けるのと、
すぐに結果がえられる手軽さが気にいっています。(釉薬をのせる作業は集中力がいりますが...それより大変なのは胎を磨く作業かな〜)
☆画像をクリックして下さると、拡大されます。


まず、あるととっても便利なのが、☆「電気炉」

温度調節を手動でしないといけないので、5万円代のデジタルで温度調節できるのが欲しい〜
(1万円以下で、電子レンジでできるのや、コンロにのせてできる釜みたいなのもあります。)
・その他の道具としては、☆釉薬(色のついたガラスの粉だと思って下さい)

☆胎に釉薬をのせるための筆「ホセ」

☆胎(自分で銅板を切って作ったり、市販の成形されているものを使います。)
☆アクセサリーに仕立てる金具、☆焼成時に炉に出し入れする火バサミ、
☆焼成時の台にするもの(専用の台か、金網を曲げたもの)
☆有線七宝(下で説明)用の銀線や銀箔、
等々がいるだけで、それほど大掛かりな設備・器具は必要としません。


一番、単純な作り方をご紹介します。
1.……銅版を切り出し、たたいてお皿状にし、「胎」をつくります。
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2.……胎を紙やすりでよくみがきます。(釉薬がつきやすくするため)
3.……まず、裏側に「裏引き」用の釉薬をのせ、炉の上において乾燥させます。(約5分ほど)
(*こぼれた釉薬などを集めておいて裏引きに使うと、色が混ざってきれいです。)
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4.……ひっくり返して、表側に色をつけていきます。好きな色の釉薬をのせます。
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「釉薬」は、特別なのりをいれて粘り気をだした
少量の水で溶いてのせます。釉薬入れには、ペットボトルの蓋が一番使いやすいです。(^^)
(800度に熱しておいた炉にいれ、じーっと見つめていると、
あっというまに釉薬が溶けて、とろっとなってくるので、そうなったらすぐにだします。)
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5.……何回かにわけて、色をのせていき、焼きあがったら完成です。
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*七宝焼きは奥が深く、ここでご紹介した手順は、もっとも簡単な単純なものです。
銀箔をはった上から半透明の釉薬をかけるもの、銀線でいろいろな形をつくったものを
胎の上にたてて、間に釉薬をおく 「有線七宝」などなど様々な技法があります。
一番挑戦したいのが、「ガラス胎七宝」といって、銅の胎を使わずに、ガラス分だけで
作り上げるもの。完成品は半透明でとっても綺麗なのですが、とっても難しいのですー。


なんとか気にいる出来のものは、すぐに人様にもらっていただいてしまうので、
どちらかといえば失敗作しか残ってないのですが、どんな感じのものが出来るのか、
よかったら、見ていって下さい。(*^^*)
七宝以外にも、焼成用の絵の具をセラミックに焼きつけたり、
最近はやりの、「焼成用銀粘土」で銀製品に挑戦したり、楽しんでいます。
★七宝焼きとの出会い 〜オルカのブローチとあじさいのブローチ〜

(左が娘の、右が私の作品です。)
★フィギュアスケート靴をモチーフにしたブローチ

スケート靴のエッジのところに銀箔をうめるのに苦労しました。
★おさかなのブローチ(なぜか、これは気に入ってます^^)

★小さなお花のペンダント

★ねこちゃんのブローチピン集合!!〜

★単純なブローチ(これは小学生だった頃の息子作♪)

★子ども達の作ったピルケース

★セラミックの胎?に焼成用の絵の具でバラを書きました。

★焼成用銀粘土とラインストーンで「雪の結晶」に挑戦!!
